最近メディアでもよく取り上げられている仮想通貨ですが、実体がない通貨ということもあり、なかなか手が出せないという人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、仮想通貨初心者の人にも分かりやすく仕組みを説明していきます。
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仮想通貨とは何か?
仮想通貨というのは実は日本でしか使用されていない言葉で、海外では暗号通貨「crypto-(暗号の)currency(通貨)」と呼ばれています。
仮想という言葉通り実在しないインターネット上の通貨のことで、中央銀行や政府などの管理者がいないため、個人同士で直接取引を行うことができるという大きなメリットがあります。
円やドルなどの法定通貨というのは、必ず銀行を介すことになるので手数料が発生してしまいますが、仮想通貨の場合銀行へ支払う手数料は必要ありません。
そのため通常よりも格安で送金を行うことができます。
仮想通貨のメリット・デメリット
あまり仮想通貨に関して詳しくない人は、仮想通貨=ビットコインと思っている人も多いかもしれませんが、ビットコインだけではなく1000種類以上の仮想通貨が存在し、それぞれにメリットやデメリットもあります。
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仮想通貨の主なメリット
送金が安く早い
日本から海外へ送金する場合、数日かかってしまうことはザラにあります。
信用調査に時間がかかり、また、「円」から「ドル」などその国の通貨に換金する必要があるためです。仲介銀行を経由すればするだけ手数料も膨れ上がります。
しかし、仮想通貨は取引には「ゼロ確認」と呼ばれる即時取引が用いられ、ブロックチェーンによって確認が行われスムーズに送金が可能。銀行では数日かかる取引が仮想通貨であれば数秒〜数十分で完結します。
スマートフォンさえあれば誰でも使うことが出来る
仮想通貨は全世界共通のお金であるため、例えば今後、パスポートとスマホさえあれば海外旅行に行くことができます。
面倒な両替も必要なく、財布を落としたり盗まれる心配も必要ありません。万が一スマホ本体が無くなっても、ウォレットから仮想通貨が取られることはないので、資産が減ることはありません。
2017年現在はまだ仮想通貨が使えるお店がそこまで多くはありませんが、今後増えていくことは間違いないので、旅行やショッピングする際はより便利になります。
プライバシーが保護される(匿名性が極めて高い)
仮想通貨の種類によっては、個人のアドレスや取引履歴などが公開されないことにより個人情報が漏れないという特徴があります。
「いつ、どこで、誰から、誰に、いくら送金されたか」という事実が、すべて非公開になります。逆にビットコインのやり取りはすべて公開され、2009年以来の全世界の取引がすべて公開されています。
特に匿名性が高い仮想通貨はDASH(ダッシュ)、Monero(モネロ)、Zcash(ジーキャッシュ)などです。この3つの仮想通貨はコインチェックで購入できます。
仮想通貨のデメリット
メリットが多い仮想通貨ですが、少なからずデメリットも存在します。それはボラティリティが高いという点。
暴騰暴落を繰り返しているため、安定性がなく、大きく損をする可能性もあります。現物買いをやっている多くの方は儲けていますが、レバレッジをかけて一発勝負をしている人の中では損をしている方もいます。
今後も上がっていく可能性は極めて高いので、長期保有を目的とした方なら損する可能性をグッと下げることができます。
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仮想通貨の購入場所
今後、仮想通貨投資を行う場合は、自分にあった通貨を選ぶことが大切となります。
これから仮想通貨による取引を始めようと思った場合、最低限必要となるのが仮想通貨取引所やウォレットなどになります。
仮想通貨取引所というのは、仮想通貨の購入や取引を行う場所で、初心者の人の場合は誰でも知っているような大手の取引所を利用すると安心です。
ウォレットというのは、財布の役割と果たすもので、ネット上で仮想通貨をすべて保管するとハッカーなどに盗まれてしまうというリスクもあるため、ネット上から切り離した環境で保管しておくと、リスクを回避することができます。
仮想通貨取引所とウォレットが準備できれば、初心者の人でも安心して取引を開始させることができます。
ただ取引をする際に気をつけないといけないことは、数十倍もの価値があがる可能性がある一方、暴落する可能性もありますから、きちんとリスク管理をすることが大切です。